
孫学芳さん
1959年7月22日、北京にて4男2女の2番目に生まれる。父が炭鉱で働く労働者階級の家庭に育ち、革命運動に両親が駆り出されていた子ども時代、近所のお姉さんたちから手編みを教わる。
手先が器用だった父親も荷物紐で子ども用の帽子やベスト、靴まで作った。物不足の時代、兄弟で奪い合うように大事に着た。中学卒業後、幼稚園の保幼員(子どもたちの生活の面倒をみる専門の担当者)として26年勤務。25歳で結婚、26歳で女の子を授かるも、娘が2歳のとき離婚。女手ひとつで育てた。2002年、再婚。北京の横町に小さな編み物のお店をひらく。
2008年、北京五輪の市街化で閉店を余儀なくされ、いまは自宅兼工房で編み物をしながら、農村の女性たちの自立のために編み物講師をつとめ、農村の貧困脱出プロジェクトをサポートしている。編む手仕事は小学生から現在まで一度も休んだことがなく、「ご飯のとき以外はいつも編んでますよ。編んでないと、ほんとうに落ち着かないの」。











